あなたはセックスが好きですか?「はい!」と即答できない人もいるでしょう。セックスを経験したことがないことにより漠然とした不安を抱えている、これまでの経験がトラウマになっている、など理由は人それぞれですが、セックスに恐怖心や苦手意識を持っているという女性は意外と多いのです。
そこでこの記事では、みなさんが気になっている
- セックスが怖いと感じている女性の割合
- 怖いと思ってしまう理由
- 怖い原因を克服していく方法
- 【男性必見】彼女にセックスを怖いと言われたときの対処法
- セックスに関するよくある質問
- 恐怖心をパートナーと克服した男女の体験談
をご紹介していきます。
この記事を読んでいただければ、あなたもセックスへの恐怖心を克服し、パートナーシップを充実させたり、自分をもっと愛してあげられるきっかけになるはずです。ぜひ最後までお付き合いください。
セックスが怖いと感じている女性はどれぐらいいるの?
何の違和感もなくセックスできてしまう人もいれば、恐怖心を抱えてセックスに前向きになれない人ももちろんいます。まずはセックスが怖いと感じている女性がどれくらいの割合で存在するのかについて確認していきましょう。
実は4割以上の女性がセックスを怖いと感じている
実は、4割以上の女性がセックスを怖いと感じていることがわかりました。決して少ないとは言えない数値でしょう。ですから、あなたがセックスに対して恐怖心を抱いていてもそれはあなただけの問題とは言えないかもしれません。
セックスが怖いけどパートナーとうまくできるようになりたいですよね?
恋愛はセックスなしには語れないものです。セックスに対する苦手意識や恐怖心が強くなりすぎると、セックスだけでなく恋愛まで楽しめなくなってしまうこともあります。また、スキンシップのひとつであるセックスができないことにより好きな人との距離感が縮まらないという悩みが出てくることもあるでしょう。
セックスが怖い理由と克服方法を教えます
この記事では、どうしてセックスを怖いと思ってしまうのかという原因やその対処法についてご紹介していきます。セックスへの恐怖心を払しょくしたい人必見の内容となっていますのでぜひ最後までご覧ください。
セックスが怖いと思ってしまう理由を実際に聞いてみた
まず、問題解決に当たっては問題の根本にある原因を知ることが大切です。女性がセックスが怖いと思ってしまう原因に関する意見を集めてきましたので、あなたにも当てはまるものはないか確認してみましょう。
初体験が痛くて以降怖くなってしまった
「初めてのエッチが痛くて、それ以降も痛みに対する恐怖心が拭えずに腰が引けてしまいます」
初体験は良くも悪くも一生記憶に残るものでしょう。初体験が痛いと、そのときに感じた痛みや怖さが強く印象に残ってしまいます。すぐに気持ちのいいセックスが経験できればいいのですが、慣れるまでは時間がかかるもの。慣れる前に怖いという印象が強くなりすぎて、セックスがは痛い、怖いという印象だけが残ってしまうことは大いにあり得ることです。
処女を失うのがとても怖い
「セックスをしてみたいけれども、処女を失うことが怖くてセックスできずにいます」
未体験のことを怖いと感じるのは当然のことです。初めてのことは大切にしたいという気持ちが強いからこそプレッシャーになってしまったり、初体験は痛みがあるという情報で怖いという気持ちが強くなることもあるでしょう。
妊娠がどうしてもちらついてしまう
「子供を望んでいない私にとってセックスという行為は妊娠がどうしてもちらついてしまうので怖いです」
子どもを望んでいない女性にとって、妊娠のリスクがある行為に抵抗を持ってしまうということは自然なことでしょう。避妊に関する知識が浅かったり、パートナーが避妊に協力的でない場合、ますますセックスへの恐怖心は強くなっていきます。
産後から期間が空いてしまって不安が強い
「産後から時間が経っていますが、なかなかしようと思えません。性欲より久しぶりのセックスに対する不安の方が強いです。」
数年ぶりとなると、どうやってしていたのか忘れてしまっていたり、痛みがあるかもという不安で、セックスに対する恐怖心が出てくるかもしれません。セカンドバージンという言葉もありますが、やはり久しぶりのセックスとなると緊張や不安で押しつぶされそうになるという女性は多いものです。
性病になるのではないかと心配
「無症状の人もいるので性病を移されるかもという心配でセックスが怖いです」
セックスは性病に感染してしまうリスクが伴う行為です。この人とのセックスで病気になったらどうしよう、体調が悪いけれどもあのときに移されたのかも、などと感じたことがある人は少なくないはずです。病気になりたくないと感じるのは至って普通のことですが、重くとらえすぎて板挟みになってしまうのはとてもつらいことですね。
相手が満足させられるか自信がない
「経験人数が多くないので、相手を満足させられる自信がないです。歳を重ねるごとに自信の無さが怖いという思いに変わっている気がします」
テクニックに自信がない女性は、セックスへの苦手意識が強くなり、セックスそのものに怖いと感じるようになります。女性の苦手意識が特に強いのがフェラのテクニックです。とあるアンケート調査では約40パーセントの女性がフェラが嫌いだと回答しています。フェラ中に男性が萎えて自信を喪失してしまったり、ペニスが喉に当たってえずいてしまったりと悲しい経験や苦しい経験があるとよりセックスに対して怖さを感じやすくなります。
「毛深いし、太っているから身体を見られるのが怖い」
自分の身体に関するコンプレックスもセックスが怖いと感じてしまう原因のひとつです。テレビやAVで活躍する女優はみんなスレンダーな巨乳美女ばかり。男性に幻滅されるのが怖くてセックスに前向きになれない女性もいるでしょう。
セックスが怖い原因を克服していく方法
セックスが怖いと思う原因について把握した上で、ここからはセックスが怖い原因を克服していくための具体的な方法について解説していきます。自分一人で実践できる方法からパートナーと一緒に向き合っていく方法など様々ですが、できることから挑戦していきましょう。
パートナーにセックスが怖いときちんと打ち明ける
パートナーがいる場合は、まずパートナーにセックスが怖いと打ち明けてみましょう。打ち明けるときは、セックスが怖いと感じる理由まで素直に打ち明けることが大切です。理由がわからないとパートナーも対策できず困ってしまうので、偽らず素直に思いの丈を話しましょう。話し合いや実際にセックスをしていくうちに怖い気持ちが無くなるかもしれません。そのときに大切なのは、自分がイヤだと思った行為は我慢せずに言葉にして伝えることです。イヤだと思うことを我慢しているとセックスに対する恐怖心は無くなりません。
オナニーなどでセックスは気持ちいいということを認識する
セックスを怖いと思っている人の多くは、オナニーに対しても何かしらのネガティブなイメージを持っていることが多いです。幼いころに性に対して厳格な教育を受けきた記憶がセックスに対する恐怖心につながっていることもあります。そんな人にとっては、オナニーなどでセックスは気持ちいいという認識し、ポジティブなイメージを上書きすることはよい結果をもたらすでしょう。一人でリラックスできる環境を作り、自分の指やセルフプレジャーグッズを使って自分の身体と向き合ってみましょう。
避妊や性病対策をきちんと身につける
妊娠や性病のリスクに漠然とした恐怖を感じている人は、避妊や性病対策に関するきちんとした知識を身につけることが必要です。妊娠や性病は、正しい対策方法を講じるによりリスクを最小限に抑え込むことができます。
コンドーム以外の避妊方法もしっかり覚えておく
妊娠や性病対策として最もポピュラーな方法はコンドームの着用です。しかし、これは男性側の避妊方法。女性側ができる避妊方法を合わせて行うことで妊娠の確率は下げることができます。低用量ピルの服用や避妊リングの着用など女性主体でできるような避妊方法も注目されるようになりました。
不意に中出しをされたときの避妊方法
コンドームが外れてしまったり、破れてしまったりすることもあります。不意に中出しをされたときはアフターピルを服用することで妊娠を阻止することができます。アフターピルは、セックスをした後72時間以内に服用することで、避妊効果を見込める薬です。副作用もあるため、頻繁に使える薬ではありませんが、万が一の場合でも事後に対策できるということを知っていれば怖いという気持ちを和らげることができるでしょう。
性病も防げる避妊方法
避妊用具として最もポピュラーなコンドーム。コンドームが主流になっているのは、性病に対しても高い効果が認められるからでしょう。コンドームを着用しても安心できないという人は、パートナーが変わるタイミングで性病検査を受けてみてもいいでしょう。郵送で実施する簡易検査もあり、手軽に受検できますよ。
【男性必見】彼女にセックスを怖いと言われたときの対処法
セックスが怖いという女性向けに恐怖心をなくすための対策方法をご紹介してきました。ここまで読んでくださった人の中には彼女からセックスが怖いといわれて悩んでいる男性もいるのではないでしょうか?そんな心優しい男性のために、彼女の恐怖心を和らげるための対処法について説明していきます。
セックスが怖い理由をしっかりと聞いてあげる
彼女から「セックスが怖い」と言われたら、無理に誘うことだけはやめましょう。強引に押し切ってしまうと、彼女はあなたにまで怖いという感情を抱くようになってしまいます。
彼女が怖いことを正直に打ち明けてくれたのは、あなたを信頼しているからです。勇気を振り絞って打ち明けてくれた彼女の話をしっかりと聞いてあげましょう。緊張で上手く話せないこともあるので、どうしてそう思うのか?どんなときに怖いという感情を抱くのか?と彼女の様子をうかがいながら、一緒に原因を深堀してあげるとより早く解決に近づけるかもしれません。
不安を取り除けるようなセックスを心がける
彼女がセックスに応じてくれるのであれば、彼女が怖い思いをしないように配慮したセックスを心がけましょう。リラックスできる雰囲気作りと彼女のペースを尊重する心遣いは必須です。セックスはイクことを目指すのではなく、ふれあいを大切にしましょう。
しっかりと褒める
テクニックや容姿に自信がない女性は、裸でセックスすること自体が怖いと思っていることがあります。そんな彼女に対しては言葉にしてしっかりと褒めてあげることが有効です。「気持ちいいよ」「かわいい」「好き」などの言葉は彼女に安心感を与えることができます。
相手にしっかりリラックスしてもらう
緊張しすぎていると、何気ないことさえも怖さにつながってしまいます。彼女にしっかりとリラックスしてもらうために雰囲気作りが重要です。部屋を薄暗くして、暖かくすると心地よく感じられます。温かい飲み物を飲んだり、一緒に湯船に浸かるのもいいでしょう。
前戯は優しくじっくり行う
セックスで痛みを感じてしまうと恐怖心を与えてしまいます。彼女に安心感を与え、セックスを楽しんでもらうためにも、前戯はいつも以上に優しく、そしてじっくりと行いましょう。身体をしっかりとほぐしてあげることで、挿入時の痛みを減らすことができます。
正しい避妊の知識をみにつける
セックス好きの女性であってもコンドームなどの避妊対策を講じないセックスは怖いものです。正しい方法で避妊するということは、彼女のセックスが怖いと思う気持ちを払しょくしたいのであれば最低限やらなければいけないことです。彼女がコンドームだけでは怖いというのであれば、ピルを服用するための援助をしてあげることもできるでしょう。
事後もしっかりとアフターケアを欠かさないこと!
セックスが無事終わったからといって安心して彼女を放置してはいけません。事後は、彼女と感想を話してみましょう。もしかしたら、雰囲気に流されて我慢していたことがあるかもしれません。どうしてほしいか、何が良かったかを共有することでセックスの質を向上させることができます。
セックスに関するよくある質問
ここからは、セックスに対する恐怖心に関してよくある質問に回答していきます。セックスが怖いと思う気持ちを和らげるためのヒントになる質問もありますので、一緒に確認していきましょう。
童貞でもセックスが怖いと感じている人っているの?
セックスが怖いと感じるのは女性だけではありません。もちろん、男性の中にもセックスが怖いと感じる人もいます。童貞だから未経験のことに対して怖いと感じていたり、童貞でなくてもこれまでの体験がトラウマになって怖いと感じていたり、理由は様々ですが男女問わずセックスに恐怖心を抱く人はいるでしょう。
長期間セックスをしてないと痛いって本当?
膣は筋肉です。長年運動していないと筋肉がこわばって動けないのと同じように、年単位で膣を使っていないと、膣の筋肉が萎縮し、硬くなってしまい、痛みが出ることもあるでしょう。しかし、膣は伸縮性が高い構造ですから、セックスを重ねれば自然と柔軟な状態に戻ります。過度に心配する必要はありません。
イクという感覚はどうすればわかるようになる?
セックスでイクということを重要視する人は多いでしょう。イクという感覚をつかむには、まずは自分に合ったオナニー方法を見つけて、自分が心地よく感じる感覚をつかむことが大切です。若い女性よりも年齢を重ねた女性の方がセックスでもイキやすいということがわかっています。イクためにはできるだけたくさんの経験を積むことが重要です。
セックスへの恐怖心をパートナーと克服した男女の体験談
最後に、パートナーの協力を得てセックスへの恐怖心を克服した男女の体験談をご紹介していきます。あなたのセックスが怖いという思いを払しょくするためのヒントになるかもしれませんので、一緒に確認していきましょう。
セックスで痛い思いしかしたことがなく、セックスが怖いと彼に打ち明けたとき、彼が一緒に克服方法を考えてくれました。痛くないように前戯をじっくりとしてくれたり、挿入もゆっくりと私の様子をうかがいながら丁寧にしてくれたり、優しさにあふれたセックスを体験することで、セックスへの恐怖心が無くなりました。
セックスで痛い思いをしたことにより怖さを感じる人は多いですが、相手が変わると痛くなくなることもあります。信頼できるパートナーがいるときは素直に打ち明けてみてはどうでしょうか?
処女を捨てるのが怖い、痛そうという気持ちが強く、パートナーができてもセックスをできずにいました。しかし、30歳を迎え、焦る思いの方が強くなり、はじめてパートナーとセックスすることにしました。初めてであることをパートナーに伝えたからか、初めてのセックスは私が思っていたよりもゆっくり穏やかに進みました。勇気を出してみたら、痛みもなく案外大丈夫でした。
はじめては誰でも緊張して怖いと感じるものですが、一歩踏み出してみると案外平気なのかもしれません。
出産後、子育てのあわただしさからセックスはご無沙汰。数年ぶりに夫から誘われましたが、上手くできる自信がなく、断ってしまうことが続きました。このまま断り続けるのが申し訳なくなり、上手くできる自信がないと打ち明けたところ、夫は「上手くできなくても君と触れ合えるだけでいいんだよ」と言ってくれたので勇気を振り絞ってセックスすることにしました。若い時のように激しいセックスではなく、お互いをいたわり、触れ合うセックスはこれまでとは違う幸福感を感じました。
セックスは挿入以外のふれあいでも楽しめるものです。焦らず、お互いをいつくしみ合うようなセックスができればセックスへの恐怖感も無くなるかもしれません。
セックス が怖いと感じてしまう原因と原因別の対処法をわかりやすく解説のまとめ
セックスへの恐怖心を克服するためのヒント、参考になりましたでしょうか?
この記事では、
- セックスが怖いと感じている女性の割合
- 怖いと思ってしまう理由
- 怖い原因を克服していく方法
- 【男性必見】彼女にセックスを怖いと言われたときの対処法
- セックスに関するよくある質問
- 恐怖心をパートナーと克服した男女の体験談
をポイントにご紹介してきました。
非常にデリケートで相談しにくいことであることから、抱え込むことで深刻化しがちなセックスへの恐怖心。セックスへの恐怖心がパートナーシップに影響し、自分への自信を失ってしまうなんてことは避けたいものです。この記事が、あなたが心身ともに軽やかに自分らしく生きていくためのヒントになれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
この記事の執筆者セックスアドバイザーまりん
テクニシャン/ラブグッズ検定満点/セックスアドバイザー
大学生の頃に経験した大失恋からの自暴自棄のおかげで、気持ちいいことを追求するようになり風俗に3年半ほど勤め上げた後に、女性風俗ライターの道を歩むことに。現在は、女性に嬉しい最新のラブグッズの情報やテクニック面でのサポートを性業としている性のインフルエンサー