全てのカップルが、一生の間に常に一緒にいたいと考えるということはほとんどないのではないでしょうか?実際にはどんなカップルでも、一方もしくは両方が一度は距離を置きたいと考えることは珍しくありません。距離を置きたいと考えてしまう理由はいくつかあり、またその冷却期間が二人の間にもたらす効果はいくつも存在します。
そこでこの記事では、
- 距離を置きたいと思う心理と会わない期間の長さをパターン別に解説
- 冷却期間の間にするべきこととやってはいけない行動とは
- 実際に距離を置いたカップルの体験談を紹介
について詳しく解説していきます。この記事をお読みいただければ、距離の置き方や冷却期間について詳しく知ることができますから、是非最後までお付き合い下さいね。
恋人同士が距離を置きたいと思う心理とは
恋人との関係において、時には距離を置きたくなる瞬間があります。この距離は様々な理由や心理状態から生まれ、恋人同士にとって新たな局面や気づきをもたらすことがあります。では、具体的にはどんな時にカップルが距離を置くことを考えるのでしょうか。以下、その心理に迫ります。
倦怠期が訪れて、お互いの関係にマンネリを感じている
一緒にいる期間が長くなると訪れる倦怠期、これはカップルにとって避けて通れない試練の一つです。お互いに飽きやマンネリを感じ、新鮮味がなくなると会う頻度を減らしたり一時的な距離を取りたくなることがあります。この期間を冷却期間と捉え、一度離れてみることでお互いに新しい刺激を見つけ出すことができます。
彼氏・彼女の嫌な一面を見て、蛙化現象に陥ってしまった
人は知れば知るほど、相手の嫌な一面も見えてきます。特に彼氏、彼女という関係では友人以上に嫌な一面が見えてしまうものです。その瞬間に一気に気持ちが冷めてしまい一緒にいるのもイヤになってしまう現象を蛙化現象といいます。この蛙化現象は特に女性に見られる心理的変化で、その際、距離を置くことで感情を整理し、冷静な判断ができるようになります。この期間が冷却期間と呼ばれるゆえんです。
仕事が忙しすぎて二人きりの時間を確保できない
忙しい仕事やプライベートのスケジュールが原因で、実際に会う回数がカップルが本来の時間を確保できない頻度になってしまうことがあります。これはお互いのストレスやプレッシャーが蓄積されがちで、逆に距離を置くことでリフレッシュできより充実した時間を過ごす準備が整うのです。ただでさえ仕事に対するプレッシャーでいっぱいの時に、会う時間が確保できないというストレスまで抱えてしまっては誰もが精神的に参ってしまってもおかしくありません。
彼氏・彼女が浮気をしていて喧嘩をしてしまった
信じていたパートナー、つまり彼氏や彼女が浮気をしてしうと感情の混乱や喪失感から距離を置くことがあります。浮気されたことでより束縛が激しくなるタイプの人もいるかとは思いますが、距離を置きたいと考えてしまうのも当然です。この冷却期間は、感情の整理や未来に向けての選択をするために必要な時間と言えます。冷静になり、再び向き合う準備をするための期間なのです。
恋人が好きすぎてしんどくなってしまった
愛情が深すぎるあまり、相手に対しての依存や束縛が生まれることがあります。初めはその束縛も、自分への愛情ゆえの物と心地よく感じられる場合もあります。しかしこれが長続きするとお互いにとってプレッシャーとなり、逆に一時的な距離を取りたくなることがあります。冷却期間を取ることで自立を促し、改めてお互いの存在の大切さを実感することができるのです。
別れ話をしたが、決断をしきれずにとりあえず距離を置きたい
距離を置くときに、最適な期間はどのくらいか
カップル関係において、時折距離を置くことが必要とされる瞬間があります。距離を置くことによるメリットはありますが、期間を誤るとデメリットにもなります。ここでは、異なる状況に対して、どのくらいの期間が最適なのかについて考えていきます。
小さな喧嘩や言い争いなら、数日間の短い期間で距離を置く
些細な喧嘩や意見の不一致が起こった場合、感情が高ぶっているうちは冷静な判断が難しいことがあります。こうした状況では、お互いに数日間の距離を取ることで、冷静な状態で問題に向き合えるようになります。小さな喧嘩や諍いであれば、長い期間距離を置くことにメリットはほとんどありません。この期間にお互いに考えを整理し、冷却してから再び対話することが良い結果をもたらすでしょう。
お互いが倦怠期と感じているなら、1週間距離を置く
カップルには倦怠期が訪れることがあります。お互いに飽きや疲れを感じた場合、新鮮な気持ちを取り戻すために1週間ほどの距離を置くことが効果的です。今までベッタリだったふたりが、1週間程度全く会わず連絡も取らないことには大きな意味と発見があります。この期間にお互いが自分自身と向き合い、新たな趣味や活動を見つけることで、関係が活気づくことが期待できます。
別れを考えるほど深刻な問題を抱えているなら、1ヶ月距離を置く
時には深刻な問題がカップルの中に存在し、別れを考えざるを得ない場合があります。このような場合は、1週間程度という短い期間ではなく、お互いが感情や考えを整理するために1ヶ月ほどの距離を置くことが賢明です。中途半端に短い時間距離を置いても、深刻な問題を処理することは難しくただ答えを先延ばしにしているだけになってしまう可能性があります。この期間にお互いが本当に望んでいる未来について考え、冷静になることができます。
仕事が忙しいなら、何月までと期限を決める
仕事が忙しいと、カップルの時間が犠牲にされがちです。しかし、このような状況でもお互いに理解があれば、期限を決めて距離を置くことができます。仕事に余裕ができたらというようなあいまいな期限ではなく、とりあえずでもよいので明確に日時を決めることが重要です。どのくらいの期間を開けるかは状況に寄りますが、具体的な期限を決めることでお互いにとって納得のいく形で再び時間を共有できるでしょう。
相手のことが本当に好きかわからなくなったら納得行くまで距離を置く
カップルが距離を置く冷却期間にやるべきこととは
恋愛関係において、時折距離を置くことは健全な関係を保つために欠かせないものです。しかし、その冷却期間を有意義に過ごすことが、関係の修復や深化に繋がります。ここでは、カップルが距離を置く際に考えるべきポイントと、その冷却期間を有効に活用する方法について探っていきます。
恋愛から距離を置いて趣味など自分の時間を楽しむ
カップルが距離を置く一つのアプローチは、お互いに独自の時間を楽しむことです。これは新たな趣味を見つけるだけでなく、自分自身の充実感を得る絶好の機会です。冷却期間を利用して新しい趣味をや自分の時間を楽しむことで、以前とは変わった立場からお互いの関係性を見つめることができるようになります。そうすることでお互いの個性をより深く理解し合うことができ、今までの関係に新しい空気を吹き込むことができます。
自分の気持ちを見つめ直して相手との今後を考える
距離を置く期間は、自分の気持ちをクリアにし相手との今後を考える重要な時間です。感情の整理をすることで冷静になり、相手に対する本当の気持ちを見つめ直すことができます。いつも一緒にいると、お互い良いところよりは悪いところに目が行ってしまい将来を見たときに偏った判断をしてしまいがちです。冷却期間の中で、今後ふたりが上手くいくためには自分はここを改めるべきだとか相手にしてもらいたいことなども明確に分かるようになるでしょう。
嫌われた理由や喧嘩した理由を考えて反省する
冷却期間は、喧嘩や不満の原因を冷静に振り返り、反省する良い機会となります。嫌われた理由や誤解が生じた場合、お互いに対する不安や疑念を取り除くためにも、これを解決する努力が必要です。冷却期間中にこれらの問題に真摯に向き合い改善策を模索することで、より健全な関係を築くことができます。嫌われたかもしれない、ただの喧嘩、で終わりにせず反省し改善することが重要です。
カップルが距離を置く期間にやってはいけない行動とは
カップルにおいて、時には一時的な距離が必要な場面がありますが、その冷却期間には慎重に過ごす必要があります。距離を置くことにはメリットもデメリットもあり、誤った行動で関係を損なうこともあります。ここでは、距離を置く期間に避けるべき行動に焦点を当てていきます。
距離を置く明確な期間を決めてないと自然消滅してしまう
カップルが距離を置く際、期間を定めずに放置してしまうのは避けるべきです。なぜなら多くの人々にとって、期限を決めてない場合結果を出すこと自体が億劫になってしまうということはよくある現象だからです。つまり期間を決めてないことが原因で、関係が自然消滅してしまうことがあります。冷却期間の始まりと終わりを話し合い、お互いに納得のいく期間を設けることが重要です。
寂しさを他の相手で埋めようとしてしまっては本末転倒になってしまう
距離を置く期間に寂しさを感じることは自然なことですが、その寂しさを他の異性で埋めようとするのは慎重になるべきです。新たな関係を始めることで、元のパートナーとの信頼や絆が揺らぐことがあります。また、寂しさを埋めるための相手とはいえ、その寂しさがなくなったときや元さやに戻ろうとしたときに大きな枷となってしまう可能性が高いです。距離を置く期間は、お互いが成長し、自分自身を見つめ直す時間と捉えるべきです。
気軽に連絡をしてしまうと、冷却期間の意味がなくなってしまう
距離を置く期間において、あまりにも頻繁に連絡を取り合うことは冷却期間の目的を損ないます。お互いに一息つく時間が必要であるため、電話だけでなくLINEなどの連絡も控え互いの空間を尊重することが大切です。連絡が必要な場合でも、相手の意向を尊重し、冷却期間の意味を理解しましょう。今ではLINEやSNSなどを使って簡単に連絡が取れますが、気軽に連絡を取るとせっかく作った冷却期間の意味がなくなってしまう可能性がありますから注意しましょう。
女友達、男友達など異性の友達と遊んだことをSNSに投稿する
SNS上で、女性なら男友達、男性なら女友達というように異性との交流、特ににふたりきりの行動を公然と晒すことは慎重に行動すべきです。これが相手に誤解や不安を生む可能性があり、ふたりの信頼関係を損ねることがあります。距離を置く期間においては、女性は男友達、男性は女友達との交流を控え、お互いの気持ちにゆとりを持つことが重要です。
【期間別】彼氏・彼女と距離を置くことにしたカップルの体験談
恋愛において距離を置くことは、時に関係を深めるための重要な選択肢となります。ここでは異なる状況において、実際に距離を置いたカップルの体験談を紹介します。
受験勉強を期に、同級生の彼氏と受験が終わるまでと期間を決めて距離を置くことにしました。お互い無事に合格して、今でもラブラブです!
高校三年生の時に同級生の彼氏ができました。初めての彼氏だったのですごくうれしくて、相手も私のことを前から好きだったみたいで毎日夢のような時間でした。しかし高校三年生と言えば大学受験真っ只中です。私たちも例外ではなく受験勉強に打ち込まなければいけない状況でした。私が彼氏と同じ大学に行くためには今のままでは厳しいと言われましたが、どうしても同じ大学に行きたいと思い受験が終わるまでは距離を置くことに決めました。
その結果、何とか合格することができたて今はラブラブなキャンパスライフを送っています。お互いの将来のために専念することで、関係がより深まりました。お互いの努力が実ったこともあり、今でもお互いを尊重し合う関係が続いています。
一番楽しいときに、受験勉強という避けて通れない試練が待っていたということは言うまでもありませんが、この体験者さんはしっかりと将来に目を向けています。今やるべきことをしっかりと見据え、行動に移したことが良い結果につながるというまさに良いお手本ですね。
彼氏に浮気されて大喧嘩してしまいました。私から提案して3ヶ月距離を置きましたが、結局自然消滅してしまいました。
彼氏と私はどちらも一人暮らしをしており、お互いの合い鍵を持っていました。普段どちらかの家に行くときは、なんとなく連絡をしてから行くようにしていたのですが、その日は会社でイヤなことがあってすぐに会いたいと彼氏宅に直行。そして家に入ると浮気現場に直面という、アニメかドラマでしか見ないような経験をしてしまいました。
完全に彼氏が悪いのですが、私が言いすぎたこともあり大きな喧嘩が勃発。感情が高ぶった中、冷静になるために距離を置くことにしました。しかし、その3ヶ月の間、どう考えても結婚したり夫婦になったりというい未来が想像できなかったので、期限が来ても私からは連絡はしませんでした。相手からも連絡が来ることは無く自然に関係が終了しました。いわゆる自然消滅ってやつですね。
浮気現場に直面してしまっては、一生許すことはできないかもしれませんね。冷却期間を置こうと思ったのも立派ですが、自然消滅とは言え余計にこじれなかったのは良かったのかもしれません。
マンネリを感じていて、2週間連絡を絶ってみましたが、耐えきれなくなって再会しました。今では夫婦です!
交際期間が2年を過ぎた頃から、これがマンネリ感かと実感するほど退屈を感じるようになりました。相手のことが嫌いになったわけではないのですが、何というかあの頃の新鮮味がまた味わいたくて距離を取ることに。しかし、2週間会わなかっただけでお互い会いたくてたまらなくなり、なんて馬鹿なことをしたんだと反省しました。
マンネリ感は、幸せを当たり前の物と錯覚していたことに気づけたのは良かったのかもしれません。結果的に結婚に至り夫婦になりましたから。しかし冷却期間が新たなスタートを切るきっかけとなったことは間違いありません。
仲が良いのに結婚しないカップルをよく見かけますが、きっかけが無いとはよく聞く結婚しない理由の一つではないでしょうか。この体験者さんは、距離を置くことがきっかけで結婚に至っており、冷却期間が良い結果になっています。分かってはいても、ちょっと行動に移すのは怖い感じもします。
彼女のことが本当に好きかわからなくなって距離を置きました。その間に、友達と遊ぶ方が楽しく感じてしまい、別れてしまいました。
その時付き合っていた彼女とは長い期間付き合っていて、何というか家族のような感覚で異性として見れなくなっている自分がいたのです。何度か別れ話も出ましたが、その都度相手の涙に心を揺さぶられ結局別れないということが何度かありました。
しかし、冷却期間中に友達との交流がより楽しく感じ、冷静に彼女に対する自分の感情と向き合えるようになりました。彼女への愛情だと思っていたものは同情だとはっきりわかりました。相手の涙を見て感情を揺さぶられたのも、ふたりの過去の思い出への感傷だったと思います。彼女に対しての感情は過去にあり未来にはないと思い別れることとなりました。
友達との交流が、この体験者さんをふたりだけの世界から連れ出したのかもしれません。こんなきっかけがなければ、冷静に自分の感情を分析する余裕はもてなかったのではないでしょうか。
カップルが距離を置くのはどんなとき?冷却期間がもつ意味とはのまとめ
ここまで距離を置きたいと思うに至るチュエーションや、その後の冷却期間について詳しく解説してきましたがいかがだったでしょうか?
この記事の要点は、
- 倦怠期や会う時間が取れないこと、浮気などがあると距離を置きたくなる
- 距離を置きたいという思いの強さによって冷却期間を変える
- 冷却期間には自分の時間を楽しみ、相手への干渉はやめる
- 距離を置くと決めたときは、冷却期間をいつまでにするか日時を明確にする
と言うことです。この記事が皆さんにとって、相手と上手に距離を取り、冷却期間を実のある時間にするために一助になれば幸いです。最後までお付き合いいただきまして本当にありがとうございました。