突然ですが、皆さんオナニーはしていますか?
男性がオナニーをするのは当たり前とされていますが、女性の自慰行為に関してはなんとなく敬遠されているような印象がありますよね。
自分はオナニーしてるけど、みんなもしてるのかな?
そんな疑問を抱いたことはどなたもあると思います。
しかし、女性だって性欲はあります。寂しい夜やムラムラする日には女性だって1人でオーガズムを感じる時間は必要です。
さらに近年ではオナニーをすることで綺麗になる、体にいいなどの美容の効果もあると話題になっています。もう女性がオナニーを恥ずかしがる時代は終わりです。
そこで今回は、
- そもそもオナニーとは?
- 女性のオナニーの美容効果
- オナニーをするメリット
上記について詳しくご説明していきます。
この記事を読めば、オナニーで得られる美容効果を完璧に把握できます。
ぜひご自身の美容、健康のために楽しいオナニーライフを送って下さい。
オナニーとは
そもそもオナニーとはなんでしょうか?
まずはそこから正しく理解していきましょう。
指やアダルトグッズを使った自慰行為のこと
多くの方が経験したことがあるかもしれませんが、オナニーとは自分の指や大人のおもちゃを使ってクリトリスや胸など自分の気持ち良い箇所に触れる自慰行為のことです。
1人でもオーガズムを迎えることで、多くの方は自分を癒す行為として、そして自分の感じる部位を開発するために行っています。
セルフプレジャーやマスターベーションなど様々な呼び方がある
オナニーというワードが主流ですが、他にも「マスターベーション」「ひとりエッチ」「自慰行為」などの呼び方があります。
また、最近では自分にご褒美を与えるという意味で「セルフプレジャー」と呼ばれることも多くなってきています。
では実際に、なぜオナニーには美容の効果があるのかを見ていきましょう。
女性のオナニーは美容効果で綺麗になるって本当?
オナニーで綺麗になる、と言われても「本当に?」「どうして?」という疑問が浮かんでくると思います。
オナニーという性欲処理行為と美容の関連性は想像しづらいですよね。
しかし、研究結果として論文も出されているほど正真正銘、オナニーには美容効果があるのです。
どうしてオナニーにそのような美容効果があるのでしょうか?
その理由を詳しく見ていきましょう。
オナニーは女性ホルモンを活発にさせてくれる
オナニーをすることでオーガズムを感じると、女性ホルモンの分泌が活発化されます。
女性ホルモンとは?
たくさんのホルモンが存在する中で、女性の卵巣の中で生成されるホルモンを「女性ホルモン」と言います。
具体的にはエストロゲンとプロゲステロンの2種類の成分になります。
これらの女性ホルモンには、お肌の中でコラーゲン生成を促進する、肌や髪の潤いを保つ、などの美容効果があるという研究結果があります。
この女性ホルモンを摂り入れるために、高額なコラーゲン含有のサプリを飲んだり、保湿美容液を使ったり、髪の毛のメンテナンスにトリートメントする方も多いですよね。
上記の方法で対外から女性ホルモンを摂取することも出来ますが、やはり体内で生成させるのが一番早く安く済みます。
そんな女性ホルモンですが、セックスをすることで分泌されるとよく言われています。
これは「おっぱいは好きな人に揉まれると大きくなる」と言われていることと同義ですね。
しかしこの効果はオナニーでも同様です。
自身自身が気持ちよく感じることで女性ホルモンの分泌が促進されます。
すなわち、セックスに限らずオナニーによっても女性ホルモンの分泌が活発化するということです。
オナニーとは自分自身と向き合う行為
「オナニーをする=自分が感じる部位が分かる」ということになります。
自分はどこを触ると気持ちよく感じるのか、どこが敏感なのか、これを把握することは実際のセックスでも重要になります。
感じない部位を愛撫されるよりも、気持ちの良い部位を愛撫された方が女性も気持ち良いはずです。
セルフプレジャーをすることで、自分の身体を理解していくと言うことになりますので、自身の感度を上げるために1番の方法です。
また自分が感じているという状態によって、人間の脳は「自身自身を可愛がっている」「自身を癒している」と認識します。
そのため精神的にも自分自身を最大に愛するという行為になります。
自分の体を触ることによって性的な快楽だけでなく心も満たされ、自身と向き合う時間になります。
セルフプレジャーには様々なメリットがある
上記でオナニーには美容効果があるとお伝えしましたが、それらが与えるメリットを見ていきましょう。
女性ホルモンによる若返り効果で更年期障害改善効果あり
先にもお伝えした女性ホルモンですが、こちらは更年期障害の改善にも大いに効果的とされています。
そもそも女性における更年期障害とは、加齢による女性ホルモンの低下によって起こるものです。
年齢を重ねるにつれて性ホルモンの分泌が低下するのは女性も男性も同じです。
しかし女性の場合は月経の関係もあり、症状が男性よりも顕著に出ます。
体調の不調や情緒の不安定などが主な症状で、女性は閉経前後から症状として現れることが多くなります。
オナニーによって女性ホルモンの分泌を活性化させることで、足りなくなったホルモンを補う働きがあるので、精神安定に繋がり症状の改善や軽減に効果があります。
ちなみにテレビのコマーシャルでよく見かける「命の母」
皆さんも一度は目にしたことがあると思いますが、こちらも女性ホルモンの量を調節してくれるものになります。
つまり、薬で補うのと同様の成分がオナニーによって分泌されるということになります。
ストレス発散による精神安定効果
性的欲求を解消することを主な目的とした男性のオナニーとは違い、女性のオナニーには精神的なストレスを発散するという大きな効果があります。
女性がオナニーする際に分泌されるホルモンは、先ほどお伝えした女性ホルモンとは別に、「セロトニン」「オキシトシン」などがあります。
これらは人間が幸せを感じる時に分泌されるホルモンで「幸せホルモン」や「愛情ホルモン」と呼ばれることも多くあります。恋愛をしている時に出るホルモンとしても有名です。
実はこれらは、うつ病の治療に使う薬にも含まれているほど精神安定、気分の上昇を手助けしてくれる成分なのです。
うつの改善に処方される薬と同じ成分がオナニーによって分泌されるというだけで、十分にストレス解消になるということが分かります。
自律神経が整うことによる安眠効果
オナニーで誰もが確実に感じることができるのは「ドーパミン」という快楽物質による幸福感、満足感です。
ドーパミンには、喜び、意欲をもたらす働きがあります。
これらの物質が分泌されると、精神的な充実感を感じられ自律神経が整い寝つきがよくなるということも研究によって証明されています。
自律神経が整うと、同じ睡眠時間でも質が全く変わってきます。
マスターベーションを行うことで不妊治療にも効果的
女性の心と身体はとても繊細です。
ストレスが原因で生理が遅れたり、ニキビができたり、というのはよく聞く話です。
精神的に負担がかかるとすぐに生理不順や肌荒れなど身体へ異変として出てくるのが女性のセンシティブな身体の構造です。
これは生殖器においても同じです。
精神的な不安やストレスが多いと、自分では気付いてなくても
- 体内の栄養素や水分を保つ
- 乳腺を発達させる
- 基礎体温を上昇させる
- 子宮内膜を厚くする
などの妊娠に大きく関わる生殖機能も低下してきてしまい、命を授かる準備ができない身体へと変化していってしまいます。
つまり不妊へと影響してしまうのです。
しかしオナニーによって女性ホルモン、幸せホルモンを活性化させることで精神的にも身体的にも妊娠しやすい身体へと改善して行くことが出来ます。
水分や栄養素を貯蓄して女性を妊娠できる体質に保つという役割になりますので不妊体質の方にも、身体の内側から、精神面からの体質改善として大事な対策と言えます。
軽い運動なので血行が良くなり肌質や冷え性の改善
セックスとは違い、オナニーはあまり体を動かす行為ではないかもしれません。
しかし実は、オーガズムを迎える際に下半身の筋肉が無意識に使われています。
また、中には腰を動かしたり自ら動いて感じる方も多いでしょう。
実際にオナニーは立派な運動になるので、血行がよくなります。
血行が良くなるということは、身体全身のリンパ、血流の巡りがよくなるということなので
体の毒素が排出されやすくなりデトックスになります。
その結果、肌質が改善され肌荒れが治ったり冷え性の改善にもなります。
スポーツが苦手な方には、オーガズムも迎えられて運動にもなるセルフプレジャーは打ってつけの方法です。
体にいいことばかりですがもちろんデメリットもあります
ここまでオナニーの体にいい点をお伝えしてきましたが、もちろんデメリットも存在します。
パートナーとのセックスに満足できなくなる
オナニーを重ねていくと、自分の気持ちの良い箇所や行きやすい体勢が決まってきます。
自慰行為においてはとても良いことですが、オナニーがパターン化してしまうと、それ以外の箇所を触られたり、それ以外の体勢でのセックスで行きづらくなるというデメリットもあります。
せっかくパートナーとセックスしても満足できないと物寂しくなりますので、オナニーをする際は下記の点に気をつけて行ってみて下さい。
- 指で触る際、またアダルトグッズで当てる際に力を入れすぎない
- パートナーと出来ない体勢でのオナニーをしすぎない
自分で強く触りすぎたり、おもちゃで激しく当てすぎると実際のセックスでの刺激が物足りなくなってしまいます。
そのため、オナニーに物理的な刺激を求めすぎるのはご法度です。
あくまでもオナニーは自分を優しく労る行為としてご自身がリラックスして気持ち良く感じることを目的としましょう。
また、「足ピンオナニー」という人気のオナニー方法があります。
これは女性のオナニーにおいて、足に力を入れてピンと伸ばした状態でオーガズムを迎えるマスターベーションの方法です。
なかなか行けない女性が行きやすい体勢としてネットでも人気のオナニーですが、この体勢だけに慣れてしまうと足を曲げて行くことが難しくなってきてしまいます。
様々な体勢で行けるように、一つの体勢でのオナニーばかりするのではなく自分の可動域を広げる行為としてオナニーも多様化させていく意識で行いましょう。
デリケートゾーンに負担がかかる
オナニーはクリトリスや膣などの性器に手やアダルトグッズを接触させる行為のため、あまりに高頻度で行うとデリケートゾーンにも負担がかかります。
そのため、オナニーをする際は、負担を軽減するために力を入れすぎずリラックスすることを意識して下さい。
そして、性器を触る前には必ずしっかりと手を洗い、清潔な状態で行うようにしましょう。
またアダルトグッズを使用する場合は、そちらも清潔な状態で使う必要があります。
前回に使ってから洗ってない、なんてことはないように使用前と使用後は必ず洗浄するようにしましょう。
逆に女性のオナ禁って効果あるの?
オナ禁が効果的というのは一般的には男性の間で言われていることですが、実は女性もオナ禁をすることで得られるメリットがあります。
そもそもオナ禁とは?
自分でオナニーを意図的に禁止する行為。一定期間の禁欲をすることで様々なメリットがあるとされています。
男性の場合は、オナニーを我慢した分だけ射精量が多くなったり、勃起時の肥大度が高くなったりと視覚的にも分かりやすい変化が見られます。
では女性のオナ禁にはどのような効果があるのでしょうか?
我慢している分濡れやすくなる
一つは、オナニーを我慢していた分、膣が濡れやすくなるという効果があります。
これは男性が射精量が多くなるのと同じメソッドです。
女性も我慢した分、久しぶりにオナニー、セックスする際に興奮度が高まりますので非常に濡れやすくなります。
オナ禁後にする初めてのオナニー、セックスを想像するだけで濡れる女性や、触る前から濡れている女性もいるほどです。
女性が濡れているとパートナーも興奮しますので、お互い高まっていつも以上に愛情深いセックスが出来ます。つまり恋愛においても効果があると言うことです。
とても濃密なセックスになりますので、久しぶりにセックスをする際などにオナ禁を試すのは価値があります。ぜひお試しください。
一回のセックスへの集中度合いが高まる
二つ目の効果は、セックスに対しての集中度が高くなるということです。
当たり前ですが、我慢すればするほど性欲は溜まるものです。
オナ禁によって性欲を抑制しておくと、解放した際に性欲を発散することができます。
つまり、「感じたい」「気持ち良くなりたい」と潜在的に思うためセックスへの集中度が無意識のうちに高まり、結果としてとても感度の良いセックスをすることが出来ます。
そうすることで、パートナーにも伝わり、相手もよりあなたに「感じさせよう」「気持ち良くさせよう」と思い、お互いに思い合う濃密なセックスをすることが出来ます。
※長期間のオナ禁はデメリットが出てくるので注意※
オナ禁のメリットをお伝えしてきましたが、オナ禁にも適切な期間があります。
長期間のオナ禁は
- 感度が下がる
- ストレスが溜まる
と言ったデメリットが出てきます。
オナニーは、自分の性感帯を知る、感度を上げる、いわば研究(トレーニング)のような役割も果たします。
そのため長期間オナニーをしないと、自分の感じる部位や感じるポイントを忘れてしまう、感度が落ちて行きづらくなってしまうということもありますので注意しましょう。
また、オナ禁するということは性欲の発散を我慢するということになるので、あまりに長期間の禁欲をするとストレスが溜まってしまいます。気持ち良くなるためにオナニーを一定期間我慢するのに、そのせいでストレスが溜まってしまったら元も子もありませんよね。
オナ禁の効果を最大限に活かすために、オナ禁期間はご自身の普段のオナニーのペースに合わせて決めてみて下さい。
女性のオナニーの効果はどんなものがあるの?まとめ
ここまで女性のオナニーに関してお話してきましたがいかがでしたでしょうか?
この記事のポイントは
- オナニーとは何か?
- オナニーで得られる美容効果、健康促進効果
- オナ禁のメリットと注意点
です。
オナニーはセルフプレジャーとも呼ばれるほど、自分自身にとってご褒美ともなる自慰行為です。
精神的なストレス解消から身体的な美容、健康促進などたくさんのメリットが存在します。
女性のオナニーは公に話題にされることがないので、正しい知識や効果を得られる機会も自ずと少なくなってしまいます。
しかし記事を読んでいただければ分かる通り、オナニーには女性ホルモンや幸せホルモンの分泌といったプラスの影響が多くあります。
皆さんも自分自身と向き合う時間として、ぜひ気持ちの良いセルフプレジャーをしてみて下さい。
この記事の執筆者セックステクニシャンみぃこ
元Nsセックスアドバイザーみぃこ
専門時代からマッチングアプリにドはまりしており年間で30人以上の男性との性交渉の経験を持つ。女性のオーガズムの仕組みについてかなり熱心に研究している。自身の性経験から避妊の重要性なども専門性の高い情報を持っている また元Nsとして5年間病院で従事しており、女性の体の仕組みについては精通している